2024/11/20
カテゴリー:ノベルティの豆知識
「販促活動でよく使われるノベルティってどういう意味?」というアナタのために、ノベルティとは何かをわかりやすく解説!
ノベルティグッズを配布するメリット、製作する時のポイントや注意点もわかります。
人気ノベルティの具体例も紹介していますので、ぜひご覧ください。
まずはノベルティとは何なのか、一般的な定義を確認しましょう。
混同されがちな「販促品」との意味の違いも説明します。
ノベルティとは、企業が自社の商品やサービスを認知してもらうために消費者や取引先に無料で配布するグッズのことです。
企業のロゴやブランドメッセージを印刷したボールペンやメモ帳、エコバッグなどがよく配布されています。
ちなみに、「ノベルティ」という言葉は英語の 「Novelty」 に由来するそうです。
しかし、英語の 「Novelty」 は「新しさ」や「珍しさ」という意味で、ユニークなデザインの小物や普段あまり見かけないアイテムを指します。
日本でいう「ノベルティ」を意味するものとしては、「Giveaway」「Promotional Item」「Branded Merchandise」「Promotional Product」などが使われているようです。
ノベルティと販促品は同じような意味で使われることもありますが、厳密には定義が違います。
販促品とは、企業が販促活動のために使うアイテム全般を指します。
つまり、ノベルティは販促品の一種です。
販促品は販促目的・配り方・配布対象などによって、「ノベルティ」「粗品」「プレミアム」「記念品」などに分類されます。
さらに、宣伝や集客のために配られるクーポンやチラシ、ティッシュやうちわ、試供品なども販促品です。
後ほど詳しく解説しますが、ノベルティは主に認知向上やブランディングを目的に配布されます。
そのため、社名・ブランド名・ロゴ・URLなどの名入れ印刷をしたオリジナルグッズを作ることが一般的です。
配布されるグッズは、必ずしも売りたい商品やサービスに直接関わるものではありません。たとえば、生命保険会社がエコバッグを配ったり、Webサービスの会社がマグカップを配るなど、直接関連性のないグッズを選ぶケースが多くあります。
また、ノベルティはアイテムの種類も価格もさまざまです。
1本100円以下のボールペンから1個数千円のタンブラーまで、販促の内容や目的に応じてさまざまなノベルティが配布されています。
企業がコストをかけてノベルティを配布する主な目的は、以下の3つです。
■認知向上
日常的に使えるノベルティは、企業やブランドのロゴが目に触れる機会を増やし、認知度向上に繋がります。ボールペンやエコバッグなど、日常生活に馴染むアイテムが効果的です。
■ブランディング
ノベルティの素材やデザインにこだわることで、企業の価値観やブランドイメージを効果的に伝えられます。たとえば、エコ素材のアイテムは環境配慮の姿勢をアピールできます。また、デザインや品質にこだわったノベルティを配布すれば、企業のプロフェッショナルさやセンスが伝わり、ポジティブなブランドイメージを構築できます。
■集客
無料で手に入るノベルティは興味を引きやすく、店舗・イベント・ブースなどに立ち寄るきっかけとなります。
また、ノベルティを持ち帰った方がその後も企業や商品に興味を持ち、将来的な集客につながる可能性があります。
ノベルティの活用シーンはさまざまですが、主に以下の3つが挙げられます。
■キャンペーンやプレゼント企画
新商品発売や周年記念などに合わせたキャンペーンでノベルティを配布することで、商品やサービスに対する顧客の興味を引き、参加率を高める効果が期待できます。
一定額以上の購入でプレゼントする、SNSでフォローやシェアを条件にプレゼントするなど、さまざまな方法で実施されています。
■展示会やイベント
展示会やイベントでは、来場者へのノベルティ配布でブースへの関心を集めたり、名刺交換の際に実用的なノベルティを渡してフォローアップにつなげたりできます。
■商談やビジネスミーティング
商談やビジネスミーティングでは、感謝や親近感を示すためにノベルティが活用されています。
ノベルティはアイスブレイクにもなり、会話のきっかけを作る役割も果たします。
ノベルティを製作する際のポイントは以下の4つです。
■販促目的とターゲットを明確にする
まずノベルティを通じて何を達成したいのか、明確な目的を設定しましょう。
たとえば、「新商品を知ってもらう」「ブランド認知を高める」「リピーターを増やす」などです。
具体的なターゲットを設定し、ターゲットの年齢層や趣味、ライフスタイルに合ったノベルティを選ぶことで効果的なプロモーションが可能になります。
【ターゲットに合わせたノベルティ選定の一例】
・若年層:スマホアクセサリー
・ビジネスパーソン:ボールペンやメモ帳
■デザインと品質にこだわる
ロゴの見え方や配色、素材感など、細部まで工夫し、受け取った方が「使いたい」と感じるノベルティを作りましょう。
センスの良いデザインのノベルティは喜ばれますし、企業への好感度アップにもつながります。
逆に見栄えが悪いもの、安っぽいものはもらっても使いづらいですし、企業のイメージダウンになる可能性もあります。
■話題性やトレンドを意識する
ノベルティを製作する際には、受け取った方が思わず他人に話したくなるような話題性や、最新のトレンドも意識して採り入れましょう。
季節や流行に合ったアイテムやユニークなデザインのノベルティは自然と人目を引き、SNSなどでシェアされる可能性も高まります。
■配りやすいものにする
配布場所やターゲットを考慮し、配りやすいノベルティを選びましょう。
たとえば、展示会やイベントで大量に配布するならコンパクトで軽いアイテムがおすすめです。
来場者や受け取る方の「持ち帰りやすさ」も十分に考慮し、大きすぎるものや重いものは避けるのが無難でしょう。
ノベルティ製作の基本的な流れをご紹介します。
全体のスケジュールは短い場合で2〜3週間、通常は1〜2ヶ月程度を見込んでおくと安心です。
手順 | 内容 | |
---|---|---|
1 | 企画・アイテム選定 | ノベルティの目的やターゲットに応じて、最適なアイテムを企画・選定します。具体的なイメージやアイデアがない場合は、依頼する業者を選んで相談するのも手です。 |
2 | 見積もり・打ち合わせ | デザインや仕様が確定したら見積を取り、コストや納期について詳細に打ち合わせを行います。 |
3 | デザイン制作と確認 | アイテムが決まったら企業ロゴやメッセージを取り入れたデザインを作成します。デザイン案が完成したら、印刷や仕上がりイメージを確認し、必要に応じて修正を加えます。 |
4 | データ入稿 | 名入れ印刷用のデザインデータを入稿します。指定のデータ形式であるか、解像度や色設定が正しいかなどをよく確認します。 |
5 | 製作 | データ入稿が完了すると製作が開始されます。シンプルなアイテムは約1週間で完成することもありますが、複雑なデザインや数量が多い場合は2週間以上かかる場合もあります。 |
6 | 検品・納品 | デザインや仕上がりなど品質の確認を行い、問題がなければ指定した場所へ納品されます。 |
※ノベルティの企画や製作会社が決まっているかどうか、合い見積もりを取るか否かなどによって製作の流れや期間は異なります。
ノベルティ製作にあたっては以下の2点にご注意ください。
■著作権や商標権など知的財産権の侵害
ノベルティにロゴやキャラクターなどを使用する際は、著作権や商標権といった知的財産権の確認が必要です。
製作前に権利所有者から許可を得るか、権利侵害のないデザインを採用しましょう。
■景品表示法
景品表示法では過剰な価値の景品を配布することは違法とされており、イベントやキャンペーンの種類によって景品限度額が定められています。
事前に景品の限度額を確認したうえで予算を組み、アイテムを選ぶ必要があります。
参考サイト:景品表示法 | 消費者庁
最後に人気ノベルティのランキングをご紹介します。
受け取った方が使いやすい実用的なグッズ、企業にとって配布しやすく費用対効果の高いグッズが人気です。
■1位 エコバッグ・トートバッグ
日常の買い物や外出に繰り返し使えるエコバッグやトートバッグは、実用性が高く、エコなアイテムとして人気があります。
名入れ印刷の面積が広く、企業のロゴやメッセージをアピールしやすいのも魅力です。
■2位 タンブラー・ボトル
タンブラーやボトルは自宅やオフィス、外出先など、さまざまなシーンで活用できます。
リユーザブルで環境に優しく、永く使える点でも人気の高いアイテムです。
デザインや素材のバリエーションが豊富なため、アイテム選びでブランドの個性や特別感を出せます。
■3位 ボールペン
コストを抑えて手軽に配布でき、多くの方に使ってもらえるボールペンはノベルティの定番です。
豊富なデザインやカラーバリエーションから選べるため、企業イメージに合わせたノベルティを作成できます。
■4位 モバイルバッテリー
モバイルバッテリーは実用的で利便性が高く、特に若者層や外出の多い方に喜ばれます。
比較的高価なアイテムのため、お客さまへの特別な感謝を表すプレゼントや記念品にも適しています。
■5位 タオル・ハンカチ
何枚あっても困らないタオル・ハンカチは、昔も今も人気の高いノベルティです。
シンプルなアイテムだからこそ、名入れ印刷によって印象的な「名入れタオル」や「オリジナルハンカチ」が作れます。