2023/7/26
カテゴリー:うちわな雑学
うちわを使った言葉といえばやはり真っ先に思いつくのがあのことわざですね。
【左うちわ】※苦労をしないで悠々と過ごすこと
もう一つは
【うちわを上げる】※相撲で、行司が勝った力士に軍配団扇を上げる
つまり軍配を上げるという意味と同じですね。ほかに何かないかな?と思って探してみました。
でもありませんでした。ほかに何かあったら教えてください。という訳でうちわに例えられたものを探しました。
うちわ海老
エビの仲間で写真のようにうちわ型?になってるようです。
色も茹でられる前から赤いようです。主に西日本で食べられ、小ぶりで身も少ないながらイセエビよりも美味とか…
ウチワエビモドキというエビもいるそうです。
うちわサボテン
見たままですね、うちわに似たサボテンです。
うちわサボテン属はサボテンの代表的なものでたくさんの種類があります。
植物の和名は見た目や形態・性質からつけられるものが多いそうですが、これは納得。
英名は「Opuntis(属)」といい、これはうちわサボテンによく似た植物がたくさん生えていたギリシャの町にちなんだもの
だそう。
和名の方が見たままを表現してなじみやすいですね。
うちわヤンマ
トンボです。おなか(というか尻尾?)うちわ型の突出物が
あるらしいです。見たことありません。
体色の緑色が趣のある、なかなか美しいトンボです。
以上、まだまだありそうですけどこれぐらいにしておきます。
とにかくうちわに例えられる動物や植物が存在するということはうちわの存在感と歴史があるということの証明です。
ほかににも面白いものがあったら教えてくださいね!
うちわは日本だけのものかと思っていたのですが、海外でもうちわは存在するようです。
日本から伝わっていったのでしょうか?それとも現地の人達が考えてできたものなのでしょうか?
とても気になります。ネットで調べていると、うちわを集めている人を見つけましたので、
今回は世界のうちわについてご紹介させて頂きます。
まずうちわが存在する場所は、カンボジア、モロッコ、バングラディッシュ、タイ等にあるようです。
うちわの動きをイメージしたものでしょうか。
ではなんで漢字にすると「打羽」ではなく「団扇」なのか調べてみるとこんな感じです。
まん丸なカンボジアのうちわ
カンボジアのうちわはまん丸うちわに良く似ており、扇子のように1センチ幅の葉を円状に連ねている状態です。
素材にヤシの葉を使用していました。とてもエコですね!
旗のようなモロッコのうちわ
モロッコのうちわは、籠に使うような素材を編んで旗の形に仕上げていました。
持ち手も木の棒だったので「旗」そのままなのですが、煽げるのでしょうか?
パリッと堅い素材だったらいい風が来そうですね。のぼりとうちわが合体してるみたいです!
まん丸なバングラディッシュのうちわ
バングラディッシュのうちわもまん丸で、竹筒にうちわを差し込んで
くるくる回して煽ぐそうです。(これも籠のように編まれています)
これは思いつかない発想でした!
葉っぱのようなタイのうちわ
タイのうちわは日本のうちわに近い形をしていました。
ちょうど「葉っぱ」のような形をしており、
柄から扇まですべて同じ素材で編み込まれていました。
海外のうちわは紙を使わずにヤシの木の素材を使うようで、籠作りの延長線なのか編み込まれていたことも共通しています。
そのほか竹を編んだようなものや、絨毯みたいな素材のもあるそうです。
意外にもいろんな場所にうちわは存在するのですね!
柔らかい素材のうちわは『煽いで涼む』という点では難しく思いますが、
その反面芸術的で伝統的な装飾が施されているのでうちわコレクターにとってはとても魅力的だと思います。
暑いときに風を起こして涼を取る方法は、国が変われど大きく変わることはないようです。
映像として涼んでいるところを見たことはないのですが、なかなか面白いですね!
世界で使われているうちわ・・・私も一度手に入れてみたいものです。