2024/4/26
カテゴリー:デザイナーが教える、うちわデザインのコツ
●手作りうちわの用紙に直接絵を描きたい方へ♪
お友達や先生に「よく描けてるね」って褒められるような手作りうちわを作ろう♪
今回は弊社のデザイナーが、手作りうちわキットを使ってうちわをデザインする際のデータ製作や絵の描き方をデザイナーならではのコツを交えて紹介いたします。
2回目は手作りうちわのデザインを直接お絵かきする方へ、きれいにうちわを仕上げるコツをお教えいたします!
お子様の描きたい衝動を抑えて、「何を描きたいのか」、「他に入れたいものは」など、手作りうちわのスペースに対し、
あらかじめ、個々の大まかな大きさを決めておきます。
次に輪郭などを入れていく作業ですが、まずは別紙にあらかじめ決めた大きさのものを簡単なスケッチ程度でよいので描いて、
本番に描く手作りうちわ用紙の横に置くなどして見本としましょう。
簡単にでも一度描いておくと手が覚えているので、描き直しの消しゴムを使う回数が減り、カスや鉛筆の芯で汚れたりするケースも減ってきます。
また上手く描けないとイラッとして強く消し、手作りうちわ用紙にシワをつけたりするような事も減ってきます。
お子様にとっては「2回も描くのかぁ~」となりますが、面倒だと言いながらも頭に描いたものをしっかり描きたいと思っているはずですし、
出来映えが良ければ面倒だった事もすっかり忘れている事でしょう。
クレヨンや色鉛筆で色を着けていく場合は《3.さあ色を着けていこう♪》を参照下さい。
絵の具は液体の時と乾いて固体になった時とでは色味が変わってきます。
直接手作りうちわの用紙に塗る前に、画用紙やらくがき帳などの切れ端で良いので、塗って乾いた時の色を確認してみて下さい。
大抵の色は液体の時より濃くなるはずです。また、水であまり薄めずに塗ると数日後にはヒビ割れてポロポロとはがれてきますので注意しましょう。
折角作った手作りうちわですから、保存状態の良い手作りうちわにしましょう。
水彩画の要領を思い浮かべて下さい。絵の具でもクレヨンでも色鉛筆でも
先に濃い色で輪郭を塗ってしまうと、後で薄い色(特に肌色)を塗る時にすごく手間になってしまいます。
濃い色を避けて塗るのは絵心のある人でも難しいですし、誤って濃い色の上に重ねて塗ると濃い色のかすれが発生したり、滲んで汚れた感じになってしまいます。
まずは下絵に添って薄い色から順に塗ってゆき、慣れてきたら同系色で陰影などを入れるとよいでしょう。
そうすることで立体感がでます。
最後に黒などの濃い色で輪郭を入れるのが一番キレイに仕上げる方法です。
夏休みの絵日記のように、《スイカを美味しそうに食べている絵》、《花火をしている絵》、《お祭りの絵》など、
夏に関連する出来事に決める事はありません。お子様にとって楽しいイベント事の絵であれば良いと思います。
例えば、お盆やお正月に来客される親戚の方などは、お子様の成長した姿を楽しみにして来られますよね。
そんな時、玄関スペースなどに飾っておけば、喜んでもらえる素敵なインテリアになり、お子様との会話も弾みます。
《2.色を着けていく前に♪》で少しふれましたが、絵の具は水で薄めていないとヒビ割れてポロポロとはがれてきます。
クレヨンや色鉛筆も、顔料やロウソクの蝋などで出来ており、それを紙に押しつけている状態ですから、時間の経過と共に粉状のものがポロポロとはがれてきます。
絵画に詳しくない方には、あまり知られていませんが、画材店に「水彩画用」「色鉛筆・パステル用」などのフィキサチーフ(保存・定着)のスプレータイプのものが売っています。
お店の人に聞いてみると間違いありませんが、その際には何で絵を描いたのか(クレヨンなのか水彩絵の具なのか)を伝えてください。
使い方は簡単です。描いた絵にまんべんなく薄くスプレーし、乾いてからもう一度と、3~4回繰り返すと光沢が現れて紙に定着します。
直接クレヨンや色鉛筆、絵の具で塗って作る他にも、 模様の入った紙や色紙を自由に切って貼る仕上げ方も出来ますよ。
貼る為の糊は断然固形のスティックタイプがオススメです。
液状タイプやでんぷん糊といわれるタイプは、折り紙などの薄い紙に塗るとゴワゴワしたり、指紋などが写ったりします。
また乾くのが遅いので貼った後、微調整の為、カッターでいらない部分を切ろうとすると、破れる恐れもあります。
色紙の他にパソコンから印刷した写真や、焼き回しした写真、折込チラシなどの車の写真・動きのあるモデル(人物)の写真などを切り抜いて貼っても面白い手作りうちわになるでしょう。
いかがでしたか?
3回目は「おすすめフォント見本」のご紹介です♪