うちわ用ラベルシートとは?

2024/4/26

カテゴリー:デザイナーが教える、うちわデザインのコツ

今回は手作りうちわキットのラベルシートの説明と印刷までのご紹介です。

うちわキットのラベルシート(うちわシール)

ラベルシートはGタイプの場合A4サイズで、紙質は市販の印刷シートのファイン用紙に近い紙質です。
光沢はありませんが、写真の印刷もプリンターを使ってそれなりに再現することができます。
プリンターの種類としてはご家庭のインクジェットプリンターや会社・事務所で使用されているようなレーザープリンターでも印刷していただけます。

うちわ用に準備する写真データの大きさ

次に写真データですが、デジタルカメラで撮影したデータは細かい点(画素)の集まりで構成されています。
この画素数が多いほどなめらかで高画質な印刷ができます。

うちわに印刷する場合のデータサイズは、部分的にレイアウトする場合は約200万画素(1,280×1,024ピクセル)、
全面に写真を入れたい場合は、約300万画素(1,600×1,200ピクセル)
が必要になります。

これ以下の画素数ですとキレイな印刷仕上がりにならない事がありますので、撮影時の設定には注意が必要です。
お手持ちカメラの最高画質モードに設定・撮影すれば概ね大丈夫です。

プリンタでうちわに印刷する場合

印刷する際の注意点としてインクジェットプリンターの場合、プリンタのメーカーによって
うちわの切れ込みの外側まで印刷できない場合があります。
全面印刷するデザインを希望される場合は、事前にテスト印刷を必ず行なってご確認ください。

レーザープリンターでうちわに印刷する場合

次にレーザープリンター印刷の注意点ですが、ラベルシートは裏紙がついた状態での印刷になりますから
使用する紙厚の設定を厚紙に切り替えてください。
適正な設定は機種により異なりますので、取り扱い説明書でご確認ください。

※通常のコピー用紙の設定のままで印刷すると紙詰まりの原因になりますのでご注意ください。

うちわに直接デザインを描く場合

プリンター印刷以外でラベルシートに適した画材は、色鉛筆やクレヨン・マジックペン等がお薦めです。
反対に適していないのは水彩絵の具、アクリル絵の具、墨汁など水に溶かして描く画材です。

これらを使用した場合は水分が多い場合、にじんだり、ラベルシートが波打ってしまいます。
乾燥した後も凹凸は残ってしまうため、骨への貼り付けが難しくなりシワのないキレイな状態で貼れないので
小さなお子様が作る場合は、絵の具・墨汁以外の物が良いでしょう。

ラベルシートへの印刷や手描き作業が終わればいよいよ骨への貼り付け作業です。
次回はキレイに仕上げるためのコツをご紹介します。

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